Newpost

山本理顕設計工場の「岡山の住宅」を読み解く Interplay☆☆☆86GT LIFE

両親から孫までの3世代の大家族住宅である。 この住宅の周辺でもかつては実現していた、緩い地縁的なつながりも、今では壊滅的に崩壊してしまった。 商業ビルに侵食されて、ぽつぽつと残った住宅地に住んでいる人々の思惑もそれぞれで、この場所にこれからもずっと留まって住もうと思っている人なんて、きっといないに違いない。 いずれは、この人たちだけが孤立するだろうと思う。 だからこそ、彼らはこういう集まって住む住み方にこだわったのである。 ところが、集まって住むためのモデルがない。 これは、だから建築的な解答ではなく、住み手の過激さに依存して、ほとんど偶然のように出来上がった〈集合住宅〉だと思っている。. 山本理顕の2024年度プリツカー賞受賞が基因となり、あらためて山本の主要作品を読み解いている。 本日は、某講演会で「熊本県営保田窪第一団地」について [「契機」を空間的に表現する]と題して山本が語った言葉を読み解いてみよう。

山本 理顕(やまもと りけん、本名は”みちあき”、1945年(昭和20年)4月15日 – )は、日本の建築家。工学院大学教授、横浜国立大学大学院教授を経て、2011年より日本大学大学院特任教授。2018年より2022年まで名古屋造形大学学長。2022年より東京芸術大学客員教授。公益社団法人日本建築家協会(JIA)登録建築家。

来歴

中国北京生まれ、神奈川県横浜市育ち。関東学院中学校高等学校を経て、1968年、日本大学理工学部建築学科卒業(小林文次研究室)。1971年、東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了。その後、東京大学生産技術研究所原広司研究室に研究生として在籍する。

1973年、山本理顕設計工場を設立。2002年-2006年、工学院大学教授。2007年-2010年、横浜国立大学大学院Y-GSA教授・初代校長。2011年-2013年、横浜国立大学大学院客員教授、日本大学大学院特任教授。2018年-2021年、名古屋造形大学学長。2022年、東京芸術大学客員教授。2024年から神奈川大学客員教授。

セントラル硝子国際建築設計競技、トウキョウ建築コレクションなどの審査員を歴任した。

主な受賞歴

多数受賞作品を持つ。

  • 1987年 – 第39回日本建築学会賞(雑居ビルの上の住居)
  • 2001年 – 日本芸術院賞
  • 2002年 – 第54回日本建築学会賞(公立はこだて未来大学)
  • 2024年 – プリツカー賞

文化庁長官表彰(国際芸術部門)

主な作品

建築されなかった主な作品

邑楽町庁舎
2002年5月に邑楽町の新庁舎建設の設計コンペで最優秀案を受賞したが、住民の反対や町長の交代等により解約された。またこれについて、国家賠償を請求したが、2009年6月に和解が成立した。
小田原市仮称城下町ホール
2005年10月に小田原市の仮称城下町ホールの設計コンペで選出されたが、住民の反対や市長の交代等により解約された。
天草市本庁舎
2013年9月に天草市の本庁舎建設のプロポーサルで最優秀賞を受賞したが、市長の交代等により解約された。

山本は、邑楽町や小田原市の事例について、韓国や中国等と比べ、日本は非常な後進国であると批評している。

ギャラリー

著書

  • 『細胞都市 (INAX album (12))』 INAX出版、1993年、ISBN 4872750306
  • 『住居論 (住まい学大系)』 住まいの図書館出版局、1993年、ISBN 4795208549
  • 『ドラゴン・リリーさんの家の調査 (くうねるところにすむところ―子どもたちに伝えたい家の本シリーズ21)』 インデックスコミュニケーションズ、2006年、ISBN 4757304129
  • 『建築の可能性 山本理顕的想像力』王国社 2006年、ISBN 4860730313
  • 『RIKEN YAMAMOTO 山本理顕の建築』TOTO出版 2012年、ISBN 4887063156
  • 『地域社会圏主義』 LIXIL出版、2013年、ISBN 4864803048
  • 『権力の空間/空間の権力 個人と国家の〈あいだ〉を設計せよ』 講談社選書メチエ、2015年、ISBN 978-4-06-258600-9
  • 『THE SPACE OF POWER, THEPOWER OF SPACE 権力の空間/空間の権力 英語版』 トゥーヴァージンズ、2024年、ISBN 978-4-86791-002-3
  • 『新編 住居論 (住まい学エッセンス)』 平凡社、2024年、ISBN 978-4-582-54366-7
  • 『山本理顕 コミュニティーと建築』 平凡社、2025年、ISBN 978-4-582-54482-4

山本事務所出身の建築家

  • 手島浩之
  • 迫慶一郎
  • BBR
  • アルファヴィル
  • 中村誠宏
  • 新納至門
  • 殿井環
  • 川口有子

脚注

外部リンク

  • 山本理顕 (@RikenYamamoto) – X(旧Twitter)
  • Riken Yamamoto official web site – ウェイバックマシン(2024年3月5日アーカイブ分)
  • 広島ガス公式ホームページ内 山本理顕 – 山本の顔も掲載。
  • リトアニア・日本建築フォーラム「East-East」


Riken Yamamoto Local Community area Local

Riken Yamamoto Local Community area Local Community Area at


山本 理顕 (株)山本理顕設計工場 登録建築家

山本 理顕 (株)山本理顕設計工場 登録建築家


【レポート】「山本理顕展―コミュニティーと建築―」横須賀美術館で11月3日まで 建築から始まる未来の暮らしをウォッチ 美術展ナビ

【レポート】「山本理顕展―コミュニティーと建築―」横須賀美術館で11月3日まで 建築から始まる未来の暮らしをウォッチ 美術展ナビ


Yahoo!オークション 新建築 集合住宅特集 青木淳 山本理顕 長谷川豪

Yahoo!オークション 新建築 集合住宅特集 青木淳 山本理顕 長谷川豪


プリツカー賞に輝いた山本理顕が米紙に語る「コミュニティのための建築」 クーリエ・ジャポン

プリツカー賞に輝いた山本理顕が米紙に語る「コミュニティのための建築」 クーリエ・ジャポン


ロングインタビュー|山本理顕 ───ウィルス、個人、家族、地域、国家の間を設計する by 建築作品小委員会 建築討論 Medium

ロングインタビュー|山本理顕 ───ウィルス、個人、家族、地域、国家の間を設計する by 建築作品小委員会 建築討論 Medium


2024年プリツカー賞を山本理顕が受賞 TECTURE MAG(テクチャーマガジン) 空間デザイン・建築メディア

2024年プリツカー賞を山本理顕が受賞 TECTURE MAG(テクチャーマガジン) 空間デザイン・建築メディア


山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平

山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平


山本理顕設計工場《東雲キャナルコート1街区》(2003) 近代住宅, 住宅, ワンルームマンション

山本理顕設計工場《東雲キャナルコート1街区》(2003) 近代住宅, 住宅, ワンルームマンション


山本 理顕 設計のプロセス「東雲集合住宅計画」:東西アスファルト事業協同組合

山本 理顕 設計のプロセス「東雲集合住宅計画」:東西アスファルト事業協同組合


Galeria de Arquiteto japonês Riken Yamamoto

Galeria de Arquiteto japonês Riken Yamamoto recebe o Prêmio Pritzker de


山本理顕設計工場の「東雲キャナルコートCODAN1街区」を読み解く Interplay☆☆☆86GT LIFE 一級建築士, 建築家

山本理顕設計工場の「東雲キャナルコートCODAN1街区」を読み解く Interplay☆☆☆86GT LIFE 一級建築士, 建築家


山本理顕が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプト

山本理顕が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプト


山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平

山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平


山本理顕設計工場の「岡山の住宅」を読み解く Interplay☆☆☆86GT LIFE

山本理顕設計工場の「岡山の住宅」を読み解く Interplay☆☆☆86GT LIFE


Gallery of Architecture Classics Hotakubo Housing

Gallery of Architecture Classics Hotakubo Housing / Riken Yamamoto 1


山本理顕展 コミュニティーと建築|Y.MURA

山本理顕展 コミュニティーと建築|Y.MURA


Japan’s Riken Yamamoto Wins 2024 Pritzker

Japan’s Riken Yamamoto Wins 2024 Pritzker Prize Architectural Record


riken yamamoto Architecture concept diagram, Japanese

riken yamamoto Architecture concept diagram, Japanese architect


鶴見01_パーストップ** RIKEN YAMAMOTO community 建築, 建築レイアウト,

鶴見01_パーストップ** RIKEN YAMAMOTO community 建築, 建築レイアウト, 設計コンペ

私はいくつかの住宅や集合住宅を手がけながら、現在までの「一住宅一家族」に基づくような住宅の供給システムではなく、地域社会を誘導するような住宅のつくり方があるのではないかと考えてきました。. 山本さんは公共建築のみならず学校施設も数多く手掛けています。 こちらは看護福祉系の大学と短期大学※が併設された県立大学の校舎です。 建物は多くの大学で見られる分棟形式ではなく、全体が一体的になったつくり。